NT-1ワンウェイ交換記録

結構お気に入りのNT-1 2013SPECですが、前回走らせた際、ワンウェイがおかしくなってしまいました。
 
突然滑り出し、全然前に出なくなってしまいました。
とりあえずバラシて脱脂し、再度HUDYのワンウェイオイルをさしてみたものの、手で回す限りしっかり繋がっていますが、いざエンジンをかけてみると十分なトルクが伝達できていない状況です。
 
以前のワールドチャンピオンエディションもワンウェイが調子よくありませんでしたが、NT-1ってワンウェイが弱点なのかな?これまで他のマシンでワンウェイのトラブルは経験がないので、理由がわかるまで不安が一杯です。
(誰か原因を知っている人は、是非コメントくださいm(__)m)
 
さて対策ですが、他のマシンではこれまで同様のトラブルには遭遇していませんので、これはワンウェイそのものが良くないのかな?まずはNT-1標準のワンウェイは何かということで・・・・
 
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ドイツINA社製のHF0612というものでした。
 
ではこれまでトラブルとは無縁の京商のR4のワンウェイを見てみました。
 
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なんとこれまたドイツINA社製のHF0612でした!
 
なぜ同じワンウェイクラッチを使っていて一方はトラブルフリーで一方は意味不明のトラブルが突然起こるのでしょうか?
 
同じクラッチであれば、原因はシャフトの方にある可能性大ですが、仮にシャフトに問題があっても現在互換品等の対策は取れないと思うので、なんとかワンウェイクラッチ側で対処したいと思い、日本製のワンウェイを使ってみることにしました。
 
もともとワンウェイクラッチの規格はドイツのDIN規格なので、本場はドイツなのでしょうが、やはり日系のメーカーが作っている方が良いのではないかというほのかな期待を抱いて、今回はNTN社製のHF0612を取り寄せてみました。若干INA社製のものよりも割高ですが、その方がちょっと期待できそうです!
 
早速ワンウェイクラッチは取り寄せましたが、これはホルダーに圧入されているので、取り外し、取り付けの方法を考えなくてはなりません!
 
このサイズなら簡単な治具をつくって、万力でギューっと押さえれば何とかなるのではと思いとりあえず治具をおもちゃの旋盤で作ってみました。
 
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その辺に転がっていたジュラコンかPOM樹脂だと思いますが、先端をワンウェイの内径と同じにし、中間を外形よりもほんの少し細くし、上部は挿入時の平行度を出すために大きめにしてみました。
 
実際の作業はこんな感じ
 
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これは圧入の様子ですが、取り外しの際は逆側から同じ治具を使い、反対側に直径10mmより大きな穴の治具を置いて、治具を押し込んでいくだけです。
 
結構しっかり圧入してあって、かなり力が要りましたが、問題なく取り外し、圧入ができました。
 
出来上がりはこんな感じ
 
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外車なのに重要な部分はやはり日本製!何となく安心なのは私だけでしょうか?
 
取り敢えずこれでしばらく様子を見てみることにします。
(あまり変化が見られないようだったら、治具も作ったことだし、こまめに交換していくしかないですね)
 
どなたか原因と対策をお持ちの方はぜひ迷える子羊に愛の手を・・・・・・
(コメントいただけると有難いです〜)