FZエンジンの修理・・・
先日朝霧サーキットで久々に行われた、ARCC開催のタミヤTG10FZのワンメークレースの際、ヘッドとエンジン本体の間から盛大に排気が漏れ始めてしまい、スロットルサーボはオイルまみれ、走行時には自分のオイルがリヤタイヤについてしまい、低速コーナーでは常にスピンと背中合わせのスリリングな走行を余儀なくされてしまいました。
アイドリングは安定しまくっていましたが、エンジンのパワーは流石に落ちたみたいで、TG10FZの主こと浜ちゃんにはまったく歯が立ちませんでした。
そろそろ修理をしなきゃということでヘッドを開けてみると・・・
ちょっとピンボケですが、シリンダースリーブのヘッドにあたる部分になにやら不思議な模様が見られます。
ヘッド側のガスケットも当然同じ模様が見られます。
シリンダースリーブを抜き出した状態です。ヘッドとの接触部分以外は特におかしなところはありません!
ピンボケでなにもわかりませんね。
ほんのちょっと#2000の耐水ペーパーで表面をこすってみると・・・
なんと写真上側の排気側の上部に見事なくぼみが見えます・・・・
これだけ広い面積が凹になっていれば、あの盛大な排気漏れも納得です!
(深さは測定し忘れましたが、爪に引っかかる程度でしたので、かなりの深さでしょう!)
ガラスの上に敷いた前述の耐水ペーパで、ちょっとずつ、ちょっとずつ・・・
これまたピンボケでよくわかりませんが、排気部分を除いてはほぼ傷が無くなってきましたが、肝心の部分はまだまだ・・・
ようやく排気部分の凹みも消えたので・・・・
最終仕上げかな?
ちなみにここまではガラス面に敷いたこのペーパーを使用しました。
で!ここからは、ボールデフプレートの最終研磨用に用意していた(たしかそのはず・・)ちょっと高級な研磨紙?です。
ラッピングフィルムというものらしいのですが、番手は先ほどの#2000よりも粗い#1000ですが、粒子が均一で高さが揃っているということなので、試しに使ってみました。
やばい、ピカピカで写らない!っていうぐらい光沢が出てしまいました!
まあ研磨は最低限に抑えたいので、この辺で良しとします!
これまたピンボケですが、ヘッドガスケットも研磨するという手もあるのですが、
あまり圧縮が高くなると燃費に影響するので、手持ちのFZ純正ガスケット(新品)を使い組み上げました。
これで当面は圧縮漏れは無いはず!
しかし今回の排気漏れは一体なんなんでしょうか?
これまでは全く漏れていなかったのに突然!・・・
当初は熱の入れすぎによる歪み(変形)かと思っていたのですが、全体的な歪ではなく、局所的な凹みが発生(何かの拍子に挟まって成形されていたバリみたいなものが取れてしまい、取れた後の凹みが圧縮漏れの原因となった?)したことによるものだと推測されます。これって修正せずにタミヤさんに送った方が良かったのかな?(不良品?)
まあこのエンジンは朝霧専用だから良いか!でも原因がとっても気になるので、知っている方教えてください。
そうそう、スロットルサーボがオイルびたしになっちゃったので、多分サーボもオシャカの可能性大!壊れて車体を壊す前に交換しなきゃ!(忘れなければ)