380モーター用ヒートシンク
今年の夏の盛りに作ったのでかなり時間が経ってますが、DT-02・03の380モーター仕様のアルミ削り出しヒートシンクの紹介です。
ギアケースの出っ張りを削らなければなりませんが、削るとヒートシンクとギアケースの隙間が殆ど無くなり、良い感じです。
(上の写真ではVer01のため、モーターの右下側が多少隙間がありますが・・・)
ヒートシンク単体はこんな感じです。
これらのヒートシンクは約6mmのアルミ板から削り出しました。
使用した機材はオリジナルマインドのBT200という小型NCフライスです。
超小型ですので、回転数は約7000rpmに増速しても一度に彫り込めるのはアルミの場合刃物直径が2mmの場合は約0.05mm、速度も毎分300mm程度(推奨値)!ほんのちょっとずつ切り込んでいくのでこのように彫り込む距離が長いものは時間がかかります。
(このヒートシンクは15時間ぐらい?)
なので量産は困難なのです!
素材の下には捨板を置いてあるのでもうちょっと削り込んでもよいのですが、ギリギリ狙いで!ちょっとバリが残ってますが、この程度はカッターナイフで普通に除去できます。外周をヤスリがけして、取り付け用のM3の下穴をあけ、タップを切れば出来上がりです!
現在はVer03まで行ってますが、一見アルミという素材は熱伝導率もよく、比熱も高いのでよく冷えると思いがちですが、実際はそのままでは放射率が低いため、期待するほど放熱効果は高くありません!本当は素材表面に放射率の高いコーティングが出来ればその効果は段違いになると思いますので、来年の夏までには対策したいですね!