ベアリング交換~!
部屋の隅でホコリをかぶっていた小型旋盤を久しぶりに使ってみよう~!ということで
スパーダに付属のシリオ09エンジンのベアリングを交換してみました!
というのも、標準のエンジンについているフロントベアリングのシール性が非常に低く、
もの凄く燃料で汚れてしまうので、もうちょっとまともなベアリングに交換してみよう!という趣旨です。
ベアリング自体はオークションで入手したものの、ベアリングの取り外し、取り付けをどうしようかと
考えていたところに、あの旋盤!、こりゃ圧入工具を作るしかない!という事で早速作ってみました!
上側が圧入工具、下側がベアリングの取り出し工具です!
通常の12エンジン等ですと、フロントベアリングはクランクケースよりも内径が小さいため、
内側から引っ張って冷間でも抜けるのですが、標準のシリオ09はフロントベアリングとリアベアリングの口径が同じため、こりゃ温間で抜くしかないと、オーブントースターで220度10分間加熱して、エイッ!っとエンジンを振ってみると・・・リヤベアリングはすんなり外れたものの、フロントベアリングは全く外れる様子なし・・・
掴みようもないので、下側の工具も作ってみました。
構造は簡単で、フロントベアリングの内径にピッタリに外形を削り、45度に面取りして、一箇所切り込みを入れ
皿ネジを締め込むと、外側に広がり、ベアリング内径をしっかり保持できるというモノです!
やっつけ仕事で作ったので、ちょっと見栄えがしないですが、機能はバッチリ!
これでフロントベアリングもすんなり抜けてくれました。
あとは、先ほどの専用工具でフロントベアリング&リアベリングを圧入して出来上がり~!
これで通常のエンジンになってくれれば有り難い!
最近R246からフロントダブルシールベアリング仕様のシリオエンジンがリリースされているようですが、
もうちょっと標準仕様も考えてもらいたいものですね~