FZエンジン不調の原因?

昨日ダメダメだったFZエンジンですが、不調の原因を考えてみました。

燃焼の基本条件は
①燃えるもの➡燃料
  →新品燃料なので問題なし→○
②酸素➡空気
  →気温は高かったものの空気は有った→○

  ①と②はキャブレターに起因か?
 →キャブレターの清掃済み
 →△(各種パッキンの劣化やニードルの摩耗等の可能性)

③温度➡プラグ
 →新品に交換しても変化なし→○

その他エンジンとして必要な要素は

④圧縮➡ピストン&スリーブのクリアランスおよび意図しないエアの吸い込み→圧縮は十分○、バックプレートは未確認

その他アイドリングに関連するのはベアリングの不調などがありますが、もともとアイドリングが安定しないFZエンジンなので良く解らず・・・OSSpeedのXZ系エンジンより酷い

取り敢えずFZエンジンの分解図を見て怪しそうな部分をリストアップ!

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キャブレター関係はまあ押さえとかなきゃまずいと思いますけど、リコイルエンジンはスターティングシャフトがクランクシャフトとほぼ同じだけ回ってますのでメタル支持のシールが問題になる可能性があります。

FZエンジンの場合バックプレートに33のリヤアダプターOリングがクランクケースとスターティングシャフトの回転シールとなっていると思われますので、念のためここを交換してみたいと思います。

このエンジンの特徴的なのは、スターティングシャフトがクランクシャフトと32のフローティングしてあるスターティングピン&スプリングで繋がっている点です。

効果のほどは良く解りませんが、もしかするとエンジンが回っているときはピンが引っ込んでしまい、スターティングシャフトが回らない?
→この場合ピンの摺動抵抗は?ピンの耐久性は?スプリングの疲労強度は?・・・色々問題がありそうなのでここまでは働いていないと思います。

まあそこまで効果がなくとも、急激な回転の上昇時にはスターティングシャフトが遅れて回る程度の働きはしているのではと思われます(合ってますか、田宮さん?)

誰もリコイルスターターは使っていませんが、レギュレーション上はエンジンの改造は全く認められてないし、それはそれでよいと思いますが、不調の原因は少しでも少ない方が良いという考えもありますので、32のパーツを外すのはOKとするのも費用は掛からないし、バックプレートに起因するトラブルは無くなるので大歓迎です。

ともかくFZエンジンは今まで扱ってきたエンジンの中でも昔のPICCOエンジンに次ぐ不思議ちゃんです!
いやあタミヤさんも奥が深いですな!

またパーツ交換した時点でレポートしたいと思います。